【年収1000万円】フリーランス技師なら可能？年収を増やすための方法

放射線技師の平均年収が500万円と言われている世の中で、なかなか手が届く収入とは思えません。

しかし考え方を変えると、年収1000万円は無理でも「年収1000万円と同じくらいの手取り」を稼ぐことは可能です。

２．フリーランスで年収1000万円になるには？

フリーランス技師の仕事だけで年収1000万円を達成するには、以下のような仕事を組み合わせる必要があります。

• 単価の高い依頼を受ける
• 午前と午後で仕事を掛け持つ
• 特定の健診会社の専属技師になる

単価の高い依頼を受ける

一件あたりの単価が高い会社から仕事がもらえるようになると月80万円近くの収入が得られる可能性があります。

例えば、
【収入が半日3万円の場合】
週6日で働くと
3万円 × 26日 = 78万円/月
78万円 × 12ヶ月 = 936万円

私が知っている中での最高金額は一件当たり3万円の仕事があります。
そういう健診会社からたくさん依頼がもらえると1000万円にぐっと近づきます。

午前と午後で仕事を掛け持つ

さらに単価の高い仕事を午前と午後で1日2件掛け持てば、年収1000万円以上も夢じゃないです。

特定の健診会社の専属技師になる

専属技師になると優先的に日々の仕事を受けられます。
特に閑散期（１～３月）の仕事量を増やせるのが大きなメリットです。

どの会社もすでに専属技師がいることが多いのでなかなか空きはないですが、専属技師が辞めてしまったときに声をかけてもらえるように、日々の仕事を大切にしていると良いことがあります。

実際のところ、単価の高い仕事を休みなく掛け持ちすれば年収1000万円到達できる可能性はありますが、長期間継続するのは難しいと思います。
やはり年齢を重ねると身体が衰え、体力も低下していきます。

私自身も午前午後で違う現場を掛け持っていたこともありますが、体力的にも気力的にも限界を迎え長くは続けられませんでした。
お金を稼ぐことも大切ですが、自分の時間はもっと大切で、、、今はバランス良く仕事をできるように努めています。

実際に1000万円以上稼いでいるのはこんな人

フリーランスの技師さんで1000万円以上稼いでそうな方にはあまりお会いしたことがありません。そもそもどれくらい稼いでいるか簡単に教えてもらえないですが、、、

仕事の状況を聞いた感じ、恐らく稼いでいるであろうフリーランスの方はこんな技師さんです。

高単価のバイト×法人を作って副業(紹介・転職)

その技師さんは健診会社の専属技師として仕事をしながら、副業で人材紹介や転職の斡旋に関するビジネスをされていました。

健診の単価が日給平均3万円と高単価かつ専属なので閑散期も優先的に仕事がもらえていることを考えると、それだけで相当稼いでいらっしゃる。
さらに、放射線技師のアルバイト紹介や看護師の転職斡旋で紹介料を得たりと手広くビジネスをされたおりました。
特に看護師は7対1入院基本料を維持するために人手不足で需要があり、とても儲かるそうです。
このように「単価の高い技師バイト×副業」を掛け合わせると1000万円以上稼げそうです。

この技師さんがすごいのは、ただ稼ぐだけではなく、法人を立てることで保証もありながら税金を最小限に抑えているところです。
私も目指している「個人事業主×マイクロ法人」の二刀流は、フリーランスにとって最強の方法です。
法人で社会保険に入って税金を納めるので、個人事業主でいくら稼いでもその分には税金がかからないという技が使えるようになります。
まさにフリーランスのお手本のような働き方です！

📣関連記事はこちら【個人事業主×マイクロ法人】

その他にフリーランスではないですが、私の知っている年収1000万円以上稼いでいる技師さんはこういう方々です。

病院 × 副業で稼ぐ

病院で働きながら副業で人材紹介・器機導入のサポートなど自身の人脈や経験を活かして他の収入を得ている技師さんがいらっしゃいます。

正社員の安定した収入がありながら、副業で稼ぐ方法はリスクも低いので挑戦しやすいです。
営業や交渉を自分で行わなければいけないので、コミュニケーションやビジネスの知識など技師の知識とは全く違う分野の勉強が必要です。

給与の高い職場に転職 × 休日・有給はバイトをする

病院勤務の技師さんで休日・有給・当直明けは全てバイトしている方がいらっしゃいます。

小規模な病院は当直の回数が多く、当直明けの日にバイトへ行きやすいようです。
一件あたりのバイト代が平均2万円の場合、月8回入ると年間200万円近く稼げるので役職＋高年収の職場でしたら1000万円も可能です。
その方は40代の技師さんですが、365日ほぼ休みなく働いていて体調を崩さないか心配です。

自分で健診会社を立ち上げる

健診バスを購入して健診会社を立ち上げる放射線技師の方は以外といらっしゃいます。

巡回健診のアルバイトをしながら伝手を作り、仕事がもらえる見込みができたら独立するのも一つの方法です。
軌道に乗せるまでが大変なようですが、独立1年目から数千万円売り上げがあるそうです。

都内の健診施設で役職に就く

以前私が務めていた健診施設の技師長は、年収1000万円以上もらっているようでした。

規模の小さい健診施設でしたが、都内の一等地にある場合は管理職の収入は高い傾向があるようです。
撮影業務以外にも施設の運営など様々な事務的な仕事を行う必要があり、病院とは違う忙しさがあるように思います。
管理職が向いている方には良い方法だと思います。

年収1000万円の手取りとほぼ同額を稼ぐことはできる！

フリーランスで年収1000万円は難しくても、やり方によっては会社員の年収1000万円と同じ手取りを稼ぐことはできます。

それは、「個人事業主として業務委託契約を結んで仕事を受ける」という方法です。

収入の種類を給与所得から「事業所得」に変えると、税金を自分でコントロールできるようになります。

アルバイト契約の場合、給与所得なので税金が引かれた金額が振り込まれます。
自分で税金の計算・申告・支払をしないので楽ですが、税金を減らしたくてもどうすることもできません。

業務委託契約を結んでいる場合は、事業所得なので税金が引かれる前の金額が振り込まれます。
自分で税金を計算・申告・支払する確定申告を行わなければいけないですが、各種控除や経費計上を利用して所得を下げて納める税金を限りなく減らすことができます。

📣関連記事はこちら【業務委託】

下表のように【個人事業主：年収700万円】≒【正社員：年収1000万円】は手取り額がほぼ同じになります。
年収700万円なら頑張れば手が届きそうな気がしませんか？

まとめ