【フリーランスの年収】いくら稼げる？正社員→フリーランスになった収入の変化

「フリーランスって、実際どれくらい稼げるの？」

会社員からフリーランスへの転身を考えている方にとって、収入の変化は最も気になる点の一つでしょう。

しかし、ネットで調べても、なかなかリアルな情報は見つからないですよね。

この記事では、病院勤務からフリーランスに転身した経験をもとに、フリーランス放射線技師の年収についてつづります。

看護師や検査技師もフリーランスの一件当たりの仕事の単価は大体同じなので、今後フリーランスを検討している医療職の方の参考になれば幸いです。

結論

フリーランスは働き方次第で年収アップが可能です。

私の場合は、年収200万円以上増やすことができました。

ただし、アルバイト契約の場合は税金や保険料の負担が増えるため、仕事の探し方や節税方法を工夫する必要があります。

健康診断のアルバイトの日給は、血圧・採血・心電図が平均2万円、超音波検査は平均2.5万円なので、看護師や検査技師などもフリーランスになることで収入を上げることができます。

１．放射線技師の収入について

厚生労働相「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、近年の放射線技師（正社員）の平均年収は537万円となっています。（平均月収：37万円、平均賞与：96万円）

一般職の年収は350万～550万円が最も多く、管理職は500万～700万円です。
実際の手取り額は、額面の75～80％となるため、400万～430万円程度になります。

※引用：JOB「【2024年最新】診療放射線技師の平均年収・給料・相場ランキング」
※参照：厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
※参照：e-stat　政府統計サイト（診療放射線技師）

病院勤務時の年収

私は大学卒業後、病院に4年間勤務していました。

当時の年収は400万円以下で、時給に換算するとコンビニバイト以下だったのではないでしょうか。
折角お金をかけて大学に通い国家資格を取得しても、普通のアルバイトと収入が変わらないのは悲しいですね。

病院勤務2年目からは、当直ができるようになったことと、放射線技師のアルバイトを始めたので少し収入が増えました。
休日や当直明けに巡回健診や他病院でマンモグラフィの撮影、循環器クリニックで心臓3DCTの撮影・作成など複数のアルバイトをして約月10万円稼いでいました。

賞与は基本給×1.7を基準として、その年度に自分で決めた目標の難易度と達成度で金額が増減するシステムでした。
そのため、勉強会や学会での発表、資格取得など業務時間外の活動がとても大変でした。

健診クリニック勤務時の年収

もっと収入を上げたいと思い、東京の健診クリニックに就職しました。
都心部にある健診クリニックは病院よりは基本給が高いです。

残業や当直がないので収入を上げにくいですが、定時で帰れるので仕事後の時間を自由に使えます。
放射線技師の仕事以外では、週2〜3回仕事終わりにBARでバイトをして、月5〜6万円の収入を得ていました。

２．フリーランス技師の年収と手取り

正社員時代と比べると、フリーランスになって年収は200万円以上増えました。

【フリーランス1年目】コロナで収入減少

コロナウイルスの影響で、仕事が全てキャンセルになり、2カ月間の収入が‘‘ゼロ‘‘になりました。
そのため、年収が約100万円下がっています。

この頃は、フリーランスになったばかりで何をしたら良いのか分からず、紹介派遣会社の仕事がメインでした。
取り敢えず派遣会社に登録して、色々な場所に行きまくりました。

その甲斐もあって、仕事先で知り合った技師さんや現場責任者の方と連絡先を交換して、仕事を徐々に紹介してもらえるようになっていきました。

派遣会社の仕事は、半日1.6～1.8万円、一日2～2.2万円が多かったです。

【フリーランス2年目】直バイトで収入UP！

派遣会社の仕事はごくわずかで、仕事先で知り合った技師さんや現場責任者の方に紹介してもらった仕事の割合が多くなり、収入が増えました。

このときの収入は、半日2～2.3万円、一日2.5～2.8万円（多いときは一日3万円）でした。

派遣会社からの仕事は、当たり前ですが派遣会社の取り分があるので単価も安くなってしまい、収入が上げにくいです。
そのため派遣会社を通さずに仕事を受ける直接のアルバイトを探すのがオススメです。