2025年4月から、雇用保険のルールが大きく変わります。
特に、転職を考えている人は要チェック!
失業給付の給付制限短縮や、スキルアップ支援の拡充など、見逃せないポイントが満載です。
この記事では、ポイントを5つに絞って、分かりやすく解説します。
1.何が変わるの? 改正の主なポイント
今回の改正は、簡単に言うと「働く人がもっと安心して、スキルアップやキャリアチェンジに挑戦できるように」するためのものです。
具体的には、以下の点が大きく変わります。
- 失業給付の給付制限期間が短縮
- 教育訓練給付の拡充
- 育児休業給付の見直し
- 雇用保険の適用範囲拡大
- 雇用保険料率の見直し
① 会社を辞めたときのお金のサポートが手厚くなる!
● 自己都合で会社を辞めても、すぐにお金がもらえる!(2025年4月1日~)
以前は、自己都合で会社を辞めると、失業保険(基本手当)をもらうまでに2ヶ月間待つ必要がありました。
それが、2025年4月からは、なんと1ヶ月に短縮されます!
さらに、自分でスキルアップのために学校に通った場合の給付制限がなくなります。
「辞めたいけど、お金が心配…」という不安が減ります。
※参照:厚生労働省「「給付制限期間」が2か月に短縮されます」
② スキルアップのためにお金がもらえる!
● スキルアップの学校に通うと、学費の最大80%が戻ってくる!(2024年10月1日~)
特定のスキルアップ講座を受講すると、以前は学費の最大70%が戻ってきましたが、これが80%にアップします。
特定の資格を取って就職した場合や、受講後に賃金が上がった場合、さらに給付金が上乗せされます。
これにより、労働者はより積極的にスキルアップに取り組むことができます。
● スキルアップのために仕事を休んでも、お金がもらえる!(2025年10月1日~)
5年以上雇用保険に入っている人が、スキルアップのために仕事を休んで学校に通うと、お給料の代わりに、失業保険と同じくらいのお金が最大150日間もらえます。
これは、新しい制度です。今まで、仕事をしながらスキルアップを目指すのは大変でしたが、今後は、経済的な心配をせずにスキルアップに集中できます。
※参照:厚生労働省「専門実践教育訓練給付金を拡充します」
③ 子育てをしながら働きやすくなる!
● 仕事と育児の両立を支援(2025年4月1日~)
育児休業に関する給付金に、新たに「出生後休業支援給付」が作られました。
この給付金は、子育てをしながら働き続けたいと考えるご夫婦を支援するための新しい制度です。
両親ともに育児休業を取得した場合、一定期間、給付率が引き上げられます。
男性の育児休業取得を促進し、夫婦で協力して子育てをしやすくなります。
④ パートやアルバイトの人も安心!
● 週10時間以上働く人も、雇用保険に入れる!(2028年10月1日~)
以前は、週20時間以上働く人しか雇用保険に入れませんでしたが、令和10年10月からは、週10時間以上働く人も入れるようになります。
これにより、パートやアルバイトの人も、失業した時や育児休業中にお金がもらえるようになります。
多様な働き方が広がる中、短時間労働者への保護を強化することが目的です。
⑤ 雇用保険料率の見直し
2025年4月から雇用保険料率が0.5%に引き上げられます。
育児休業給付の増加など、安定的な財源を確保することが目的です。
雇用保険財政の状況に応じて、料率が柔軟に調整される仕組みが導入されます。
⑥ その他
・育児休業給付を支える財政基盤強化のため、国庫負担割合を現行の1/80から本則の1/8に引上げる。
・利用率の低かった就業手当の廃止。
・就業促進定着手当の上限を支給残日数の20%引下げ。
2.私たちが取るべき対策
♦STEP1 自分の働き方、キャリアプランを見直そう!
今回の改正は、私たちの働き方やキャリアに大きく関わってきます。
今の働き方は?将来どうしたい?など、まずは自分の現状を把握し、将来について考えてみましょう。
♦STEP2 スキルアップのチャンス!「教育訓練給付」を活用しよう!
今回の改正で、スキルアップのための「教育訓練給付」がパワーアップします。
この制度を活用して、自分の市場価値を高めましょう。
——— どんな制度? ———
国が指定した講座を受講すると、費用の一部が戻ってくる制度です。
パソコンスキル、語学、資格取得など、様々な講座が対象になります。
——— どうすれば使える? ———
まずは、どんな講座があるか調べてみましょう。
ハローワークで相談したり、インターネットで検索したりできます。
♦STEP3 子育てしながら働きやすく!「育児休業制度」を知ろう!
今回の改正で、育児休業に関する給付金が変わります。
子育てしながら働き続けたい人は、しっかり確認しておきましょう。
——— どんな制度? ———
育児休業中に、給料の一部がもらえる制度です。
今回の改正で、夫婦で育休を取りやすくなるように、新しい給付金ができます。
——— どうすれば使える? ———
会社の担当部署に相談したり、ハローワークで話を聞いたりしてみましょう。
育休の取得条件や給付金の金額などを確認しておきましょう。
♦STEP4 常に最新情報をチェック!
雇用保険に関する情報は、常に更新されます。最新情報をチェックして、正しい知識を持ちましょう。
——— どこで情報を得る? ———
厚生労働省のウェブサイト:最新情報や詳しい解説が掲載されています。
・ハローワーク:相談窓口で、個別の質問にも答えてくれます。
・社会保険労務士:専門家なので、より詳しい情報を得られます。
3.まとめ 変化に対応して、より良い働き方を!
今回の改正は、働く人にとって、とても嬉しい内容になっています。
転職や退職は、決してネガティブなものではありません。
この機会に、自分に合う働き方をお見直してみませんか?
もし、失業保険について分からないことがあれば、ハローワークの窓口で相談してみましょう。